2018年4月に竣工した新園舎は、自然の光や風をたっぷりと取り入れた設計で、遊び心いっぱいのワクワクする空間。園児も先生ものびのびと過ごしています。
2016年4月
年長80名
価値観が多様化し、正解の見えない不確実な社会で生きていくためには、幼少期から幅広い体験をしておくことが重要だと考えています。
子どもたちがいろいろなことに興味や関心をもつきっかけとなるような保育を心がけていますが、日々の生活のなかでは子どもたちが先を想定できてしまうような活動が続いたり、先生の話をなんとなく聞き流してしまうようなことが起こったりしていました。
きっつの教材を使うといろいろな体験ができるだろうな、と思いました。実際に子どもたちと遊んでみると、ワイワイガヤガヤ、いつもと違う体験ができました。
きっつの保育では、先生がさまざまな角度から一人ひとりの良さを発見し、褒めることができます。
ICTは保育のツールとして絶対に不可欠なものではないかもしれません。しかし、子どもたちがより豊かな体験をするための大きな助けとなってくれると思っています。
今の子どもたちにとって、ICT は非常に身近な存在です。だからこそ幼稚園から排除するのではなく、実体験とうまく融合したかたちで保育に取り入れるべきだと思い、導入を決めました。きっつの導入は、先生が子どもとの関わりや声がけについて見直すきっかけにもなりました。どうしたらより楽しいことができるか、自分たちの興味を広げたりや学びを深めたりすることができるかについて、先生とと子どもたちがと一緒になって考える機会も増えています。ICTの幼児に対する弊害を耳にすることもありますが、使い方次第だと思います。
月に1〜2回程度を目安にしていますが、他のカリキュラムとの兼ね合いで担任が判断しています。
最初は不安もありましたが、子どもたちが楽しんでいる様子を見て安心しました。普段あまり積極的ではない子が生き生きと活動していたり、「先生これ見て!」と作品を自慢しに来たり。いつもと違う一面を見られることが、先生にとっても新鮮だったようです。きっつの保育を通じて、先生自身も新しいことに挑戦することへのハードルが下がったようです。
あるとき、きれいなお花がを見つけたとき、すぐに枯れてしまうことを残念に思った子が「iPadでお花を撮っておけばいいんだ!」と思いつき、写真に撮っていました。これは、今までにはなかった発想です。
きっつにはそもそも正解がなく、突飛さやオリジナリティを楽しむことがねらいです。お互いにアイデアを自慢し合ったり、お友達の素敵なアイデアをまねたり、わからないところは知っている子が教えてあげたり、他の活動にはない時間を過ごしています。園児たちはも「次はこうやってれを友達に見せるんだ!」ときっつの時間を楽しみにしているようです。幼稚園に来る楽しみが増えたのではないかな、と感じています。