昭和44年開園の大型園。園舎、園庭は光・風・土を感じるよう設計され、ひとつの町並みのよう。
2017年5月~
年長 約170名
年中 約160名
年少 約150名
「今の子どもに必要な教育は何か?」を常に考え、良いと判断したことには積極的に取り組む方針でいます。新しい教材を取り入れる際には、「どうしたら本当に子どものためになるのか」、「先生全員が教材のよさを生かした保育を実践できるか」ということに真摯に向き合う必要があります。従来の保育スタイルを改善したり、既存のカリキュラムを見直したりすることには負担が伴いますし、当園には30人以上の先生が在籍しているため、全員が同じレベルで方向性を理解し、同じ質で保育を行えるようになるまでには時間と労力がかかります。きっつは最初に体験保育があったので、先生は保育で大切にすべきことや子どもたちとの関わりを具体的にイメージすることができ、非常にスムーズにスタートすることができたと思います
少子高齢化が進み、学校教育がどんどん変わっていくなかで、これからの幼児教育はどうあるべきかを模索していました。選択肢のひとつとしてICT教材には興味があり、保育に取り入れたいと考えていましたが、既存の教材は「アプリで問題を解いていくだけ」という印象で、物足りなく感じていました。あるセミナーで池谷社長の講演ときっつのデモンストレーションを拝見した際に、きっつはこれまでのICT教材とはまったく違う発想で作られていて、今の子どもたちに必要なものだと直感し、体験保育をお願いしました。実際に体験してみると、園児も先生も本当に楽しんでいる様子だったので、すぐに導入を決めました。
各クラス、月1回を目安に実施しています。iPadは1クラスの人数分の37台用意しています。当園には全部で17クラスありますが、きっつには2〜3人のグループで行う活動や園児自身はiPadを使わない活動もあるので、2クラス合同で活動したり、1クラスのiPadの台数を減らして複数クラスで同時に行ったりと、先生同士でコミュニケーションをとりながら、柔軟に実施しています。
最初の2年は無理せず、きっつに関わる先生全員が同じ質で保育できることを目指し、年長クラスのみ導入しました。初年度は3種類程度の教材からスタートしたので、大きな混乱もなく先生全員がしっかりときっつを実施でき るようになったと思います。2クラス合同で活動することで、先生がお互いの保育を直接見ながら良い部分を学び合ったり、フォローし合ったりすることもできました。
年に3回ほど、スマートエデュケーションの方に実際の保育を見ていただき、現場の先生とともに気づきを共有し、次の保育に生かすという機会を設けました。先生も非常に前向きに取り組んでくれており、新しいアプリを紹介し てもらうたびにみんなでワクワクしています。
導入当初は大型テレビのある多目的ルームで合同保育を行っていました。しかし、教室移動に時間が取られたり、決まった時間にしか保育ができなかったりなどの課題が出てきました。そこで各教室のTVモニターを大型化し、Wi-Fiも整備して、教室で先生が自由にきっつを実施できる環境を整えました。子どもたちの様子を見ながら適正なタイミングできっつの保育ができるようになり、より楽しく充実した時間を過ごすことができています。
小さいうちは実体験を優先したいと思っており、年中少クラスの子どもたちにiPadを触らせることに抵抗を感じていました。しかし年長さんのきっつの様子を見て、下の学年の子たちも「やりたい!」と言うようになったので、試しに年中少クラスで活動してみました。すると一人ひとりがとても豊かな創造力を発揮してくれたんです。今まで絵を描くのが苦手だった子がきっつで自由に表現する楽しさを覚え、普段の創作活動でも意欲を発揮するなど、良いことづくめだと感じました。そこで躊躇なく、年少からきっつを実施することにしました。